Owner’s Voice

Websiteをリニューアル致しました。



代表の島田です。
Websiteをリニューアル致しました。

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日頃からこんな風に思っています。
「たとえ微弱な電波でも周波数の合う人には必ず伝わる」と…。
今回のリニューアルもそう信じながら、SEO対策とかも少しだけ横に置き、創業当時からカーフのグラフィックイメージを構築してくれた、旧友の都丸氏に彼の持ち味を存分に活かした「Old Modern Style」に仕上げて貰いました。

また、ずっと以前からカーフの世界観やスタイルを表現する上で欠かせないふたりの存在も「Creators」で紹介しています。

今回、以前の「社長のブログ」の後継版として「Owners Voice」を設けました。
創業時からの懐かしい話なども気ままに書いていけたらと思っています。また、過去のブログもアーカイブで紹介させて頂きます。
当時好評だった「買ってどーすんの?」や、尊敬する木材商の成井氏によるゲストブログ「粋な木遣い」は、「木」にまつわる興味深く楽しいブログですので、当時見逃した方にも是非読んで頂きたく再掲載させて頂きました。

少しでも多くの方々に私たちの電波が届きますように・・・。


2021.11.6

買ってどーすんの? vol.07

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フライング・ブリック (Flying Brick)


なかなか新ネタがアップされない「買ってどーすんの?」に、「ネタ切れ・・?」との声も聞こえてきますが、な~んのなんの・・・まだまだ続きます。

先日知人から「落ち込んだ時にあれを読んだら元気が出ました!」との励ましのお言葉を頂戴し、久々に新ネタ(?)いかせてもらいま~す。

それがこちら。

ゴロンとした不思議なフォルムに、色あせた赤ペイントのボディ。
先端には黒いキャップのようなものが・・・。上から見ると「VOLVO」のロゴとハンドルが付いています。なんだかわかりますか?

実はこれクルマのトランク内に納める純正の予備ガソリンタンクなのです。
しかも古いVOLVOの・・・

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売っていたおじいちゃんから聞いたクルマの型式を調べてみると、予想していた通りVOLVO122「アマゾン」でした。

1956年~1970年まで製造され、現在でも旧車ファン羨望の北欧スウェーデンが誇る名車です。

この「アマゾン」のトランクのくぼみにすっぽり納まり、
床面もフラットになるという優れものです。

「アマゾン」以降のVOLVOは240シリーズで角ぼったいデザインにフルモデルチェンジをしたのですが、その空気抵抗力学を無視した様なデザインにもかかわらず、数々のレースで活躍していたので、

「フライング・ブリック」

つまり空飛ぶレンガと評されていたのです。

そのVOLVOもこの世界不況で、中国企業に身売りするかも?とのうわさを耳にしますが、北欧ファンの私としてはぜひスウェーデンのメーカーとして生き続けて欲しいと願うばかりです。


だいぶ話が脱線しましたが、問題はこのタンク・・・
つい買ってしまったのはいいのですが、これまた何に使おうか思案中です。

部屋に飾って古い「アマゾン」のノスタルジーに浸るもよし、キャップに細かい穴をあけて「ジョーロ」にもいけそうだし、いっそ逆さまにして昼寝のマクラにでも使いましょうか?(笑)

買ってどーすんの? vol.06

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思い出のサンフランシスコ


久しぶりの「買ってどーすんの?」です。

「ネタ切れでは?」との心配をよそにまだまだ健在「買ってどーすんの?」
今回紹介するのは、巨大ボルト・ナットです。

先日スタッフが、ショップ地下ストックの片付けをしているそばを通りがかったら、「処分して良いものか判断つかないコーナー」にゴロンと転がってる鉄の固まりを見つけました。買ったことなどすっかり忘れ、10年近くも地下に眠っていた巨大ボルト・ナットです。

これまたL.A.のフリーマーケットで見つけたものなのですが、
「こんなでかいボルト見たことないな~、ここまででかいとシャレになるな~」と独り言を言いながら眺めていると、店のお兄さんが

「ゴールデンゲートブリッジって知ってっか?これはそこで使われているボルトなんだぞ、すげーだろ・・・」

この一言で、初めての海外旅行で訪れたのがまさにこのブリッツジのあるサンフランシスコだったと言う事もあり、何か惹きつけられるものがあって買っては見たのですが・・・。

後悔はお金を払い商品を受け取った瞬間から始まりました、
そうです・・・すごく重たいんです。

10キロもあったんです。

ふーふー言いながら積み込んで、日本に着いてはや10年・・・。
危うく捨てられるところでした。
金属フェチ・スタッフの水上君に頼んで、さび落とし後ガンブル仕上げにしてもらったら・・・

どうですかこの堂々とした存在感!!!

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でも、これって本当にゴールデンゲートブリッジのボルトなのかな~??

買ってどーすんの? vol.05

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小銭を笑う者、小銭に泣く・・・?!


このコーナーも引き受けた時は、「月いち位なら余裕だな・・・」なんて思っていましたが、はじめてみるとこれがなかなか・・・。残念ながら今年はこれが最後になりそうです。今後もバリバリくだらないものをご紹介していきますのでお楽しみに!

今回ご紹介するのはコインを数えるマネーゲージらしきもの(日本にもある硬貨を数えるあのエンゲルとかいうあれ)と、硬貨の釣銭などを取り出すディスペンサーです。

共にコインを扱うツールですが、マネーゲージはアメリカで購入したもので、単位は皆様ご存知の¢(セント)です。

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しかし良く見てみると今は無き2¢用のポケットがありますので、2¢が現役だった時代のものだと思われます。(2¢硬貨がいつ頃まで使われていたのか?勉強不足ですみません)

素材はアルミの削り出しでアルマイトのメッキがかかってるようです。目盛りと数字は消えないように彫刻が施されています。写真の撮り方によっては未来的なビル群みたいで美しいでしょう!! 

それからもう一方のディスペンサーですが、こちらはデンマークで購入しました。

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デンマークの通貨はデンマーク・クローネ(DKK)で、その下がオーレ(Ore)になります。(1DKK=100Ore=約20円 *2006年12月現在)
こちらも調べてみると、現在では使われない小さい単位の硬貨が表記されているので、その当時のものだと思います。

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材質はアルミ製で、正面にコインを一枚ずつカウントしながら取り出すレバーが付いています。自分の想像ですが、昔駅の切符を買うカウンターの中で駅員さんが、おつりを出すときにカチャカチャと操作していた機械・・・。そんなイメージが浮かんできます。

写真で見ていただいてお分かりいただけるように、アルミの素材色と黒ペイントのコンビネーションが絶妙にいいですよね!2台とも、karfの3F「トレス」カウンター奥のシェルフにひっそりと飾ってあります。

でっ、お題目となりますが「コレッ、買ってどーすんの?!・・・」

買ってどーすんの? vol.04

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「買ってどーすんの?」とは言わせない。


これまでは確かに言われてみれば「買ってどーすんの?」と聞かれて応えに詰まり、実際なかなか活躍の機会が与えられないモノ達が多かった様に思えないでもないですが、今回紹介するビンテージのツールラックは違います。 

購入した時点で「これこそはカーフのシンボルとして、ショップの壁に飾るのにふさわしい!!」と、使い道の決まっていた数少ないアイテムの一つです。
持ち帰った時の周りの反応も、「おっ、カッコいいじゃないですかー」とまるで今までと違ってました。 

ハンドツールが中心の時代に、道具がどこにあるか分かり易く、そして片付けがし易いようにとの目的で作られたラックだと思うのですが、その作りの確かさから、これを使っていたクラフトマンの道具を大切にする心や、ものづくりに対する想いみたいなものが伝わってきます。 

既にカーフショップ2~3階途中の踊り場に飾られ、日々訪れるお客様の目を楽しませてくれています。現物をご覧になりたい方はぜひ一度カーフショップを訪ねてみて下さい。

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買ってどーすんの? vol.03

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彫刻になった翼


社長の「買ってどーすんの?!」第3話。

前回、前々回と金属モノの話が続いたので、今回は我々家具ショップに一番身近なマテリアルのウッド(木)モノで行こうかと思っていたところに、以前にコラムをお願いしていた材木フェチの成井氏から念願の第一弾、木にまつわるコラムを頂きましたので、私の方は今回もう一度メタルモノでいかせて頂こうと思います。それでは第3話の始まりです。

karf のある目黒通りに、アメリカのビンテージ家具・小物を扱う「ACME(アクメ)」というショップがあるのをご存知でしょうか?

目黒通りがインテリアストリートと呼ばれるその先駆けで、今の家具インテリアブームの火付けにもなった老舗ショップなのですが、そこの社長である安田氏(彼と私は20年来の友人なのです・・・)、彼がまた「買ってどーすんの?!」的には私同様、いや以上にやってくれます。

米軍払い下げの救急車から、中古のショッピングカート10tトラック1台分
(大型スーパーでガラガラ押して歩く、アレです)、何の為に作られたのかわからないメープル材のミニチュアベット(30cm×50cm位)、確かこれは大型トラック3~4台分位だったと記憶してますが・・・。
この私ですら、「これ買ってどーすんすか!??」と聞かずにいられない位にスケールも遍歴もレベルが違います。
ちなみに、先ほどのミニチュアベットは彼の以前のショップの床材としてちゃんと(?)活用されてました。

さて、少々前置きが長くなりましたが、そんな彼が近年はまり始めたのが役目を終えた飛行機の解体部品を活用した家具製作です。
興味本位で倉庫を見せてもらうと、そこにはアメリカで買い付けた飛行機のパーツがどっさり・・・。
パーツと言えどもすごく存在感があっていいんですよー・・・。
見せて貰ってるうちにどうしても欲しくなって、無理お願いして譲っていただきました。

それが、この写真の正体です。

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エッジの部分に貼り付けられたステンレス、軽量化と同時に強度も兼ね備えたリブ(内側のフレーム)、そしてそれに施されたグリーンの塗装・・・。
全てが大空を飛ぶ為に作られたテクノロジーの結晶です。

後日、商品(?)をアクメのスタッフがカーフまでデリバリーしてくれたのですが、その荷受をしてくれたうちのスタッフから言われました、お決まりのフレーズ「しゃちょー、これどーすんすか???」

そしてその答えは「ちょーこくだよ、ちよーこく!アートピース!」

分かって貰えたかどうかは?ですが。

私の構想としては、表面のステン以外の合金部分に粗めのヘアラインを入れて、
ショップへのディスプレイ・デビュー・・・予定です。

買ってどーすんの? vol.02

アルミのお地蔵さん


第一回目の登場からすっかりご無沙汰してしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回の「買ってどーすんの?」は、前回に続き金属モノでいってみたいと思います。
が、その前に・・・


一回目のコラムを見てくれた友人が例の部品(?)を見て、「イメージしていたより全然大きいネ!」なんて感心してましたので、ここでサイズを追記しておきます。高さ22cm、巾20cm、重さ4㎏です。

では第二話の始まりです。

LAのダウンタウンから車で20~30分ほどフリーウェイを走ったところにパサデナと言う街があります。そこはビバリーヒルズが出来る以前から高級住宅地として知られた、LAでは数少ないヨーロッパ情緒が感じられる古い街です。アンティークショップも多く、LAに行った際には必ず何回かは訪れるお気に入りのスポットです。

今回ご紹介するのは、そこの一軒のアンティークショップで見つけた変なロボットの置物?です。

ロボットはアルミの鋳物で出来ており、砂型から抜いただけのザラザラした質感と、まるでそれとは対照的な何とも言えない愛嬌がとてもアンバランスで魅力的です。誰かがオモチャ(?)のロボットを元型に鋳型を作り、アルミを流し込んで作ったものだと思うのですが、

「いったいこの人はこれを作ってどうしようとしたんだろう?」
「まさか量産するつもりだった?」
「まさかアート?」

などと推理を巡らしながら、買うべきか、否か、でも買ってどーしよう・・・悩む事30分。作った人もどーかと思うけど、買う方もどーかしてるなー・・なんて考え抜いたあげく決めました!こんなモノを作ってしまう遊びゴコロとバカバカしさに賞賛をたたえて購入しました。

ご存知の通り、アルミは金属の中では比較的軽い部類に入るのですが、このロボットは大きさのせい(身長55cm)もあるかと思うのですが、やたらと重いのが難点です(24kgあります)。

そこで問題の使い道になるのですが、んー・・・・しいて言えば、よく玄関先などで見かける陶器製の犬の置物の代わりのオブジェか、ドアストッパーにも使えそうです。

でも重いだけじゃなく安定も悪いので、倒れようものなら大変です。
玄関のタイルなんて一巻の終わり。
そうならない為にも、クッションがわりにお地蔵さんみたいにちゃんちゃんこでも着せないと(笑)でしょうか?

買ってどーすんの? vol.01

削り出しのアルミのパーツ


皆様お元気ですか?karf代表の島田です。
日頃あまり買い物をしない私が、買い付けなどで海外に行った際、ついつい私物で買ってしまうガラクタがあります。本人にとっては自慢のお宝なのですが、多くの人にとっては当社のスタッフ同様、「コレ・・・買ってどーすんですか?」と聞きたくなるものばかりだと思います。そんな愛すべきガラクタたちとの出会いや、その魅力などについて紹介していきたいと思います。
第1回目は、L.A.のロングビーチで行われているフリーマーケットで購入した、削り出しのアルミのパーツです。

売っていたオジサンによると、スペースシャトルの部品らしいです(あまりあてにはなりませんが・・・)。
何の部品かはともかく、これだけのパーツを無垢のアルミから削りだすわけですから、地金だけでもそれなりにしますし、それを切削するマシンもかなりのものだろうと想像できます。そう考えると量産パーツというよりは、1個1個コストをかけて作った重要な役割を担う、高額なパーツだったんだろーなーと感心してしまいます。そんなメカニックな側面もさることながら気に入っているのは、まるでイサムノグチの彫刻のような、そのフォルムです。見る角度によって様々に印象が変わるのが魅力です。この写真に写っている角度なんて、すごく美しいと思いませんか?部屋に飾るアートピースとしても話題性抜群ですし、これまたドアストッパーとしても使えます(笑)。

Guest Blog vol.07|こんなことがあるのでしょうか


Mr.成井の「粋な木遣い」


こんなことがあるのでしょうか?
早速ですが、下の写真をご覧ください。

これは、懇意にさせていただいています。
岐阜県高山市の彫刻家の方の作品たちです。(ベンチは除きます。)

前回のブログで登場された地蔵菩薩さまと童子さま3体です。
この彫刻家の方とは懇意にさせていただいているのですが、予算の都合上、なかなか買うことが出来ずにいましたが、ある日インターネットオークションに出品されているのを発見し、右から2番目の童子さまを落札しました。

すると、その後1か月のうちに別々の出品者から同じ彫刻家の方の作品が続けて3体が出品され、全部私が落札してしまいました。
出品地は4体とも違い、横浜、神戸、千葉といったような感じだったと思います。

私は、インターネットオークションはしませんが、友人に頼んでこの入札をお願いしました。そして、受け取って驚いたことがあります。

なんと左から3体は同じ丸太から木取られたものだったのです。
それも、彫刻家の方曰く、私が以前この方にお送りした楠の丸太とおっしゃるではないですか。

私が九州産の楠を高山の彫刻家の方に送り、それが彫刻されてそれぞれの人手に渡った童子さまたちが、九州の私の家に戻ってこられたという不思議な話でした。



2014年1月記事より

Guest Blog vol.06|高いものには訳がある



Mr.成井の「粋な木遣い」


“高いものには訳がある”というテーマでお話をしたいと思います。

私が一番好きな木は、TEAKです。
日本での通称はチークで通っています。

TEAKには天然林から切り出されるものと、植林されたものがあります。
植林は環境問題に於いて重要な事なので、続けていかなければなりません。
でも、天然林の伐採も上手く使うことで環境問題に寄与することは出来ます。
それは、伐採された天然林を大事に使うことです。

例えば、TEAKで家具を作り、それを孫子の代まで大切に使う。

孫子の代まで使うことで、木が育つ時間を稼ぐことが出来ます。
天然林から切り出されたTEAKには永い時間を耐え抜く力があります。
木材に性能という言葉は何か変な感じがしますが、あえて使わせてもらえば、天然林から切り出されたTEAKほどあらゆる項目において秀でた木材はありません。

虫害に強く、耐水性は抜群、灼熱の太陽や暴風雨に晒されても殆ど干割れすることはありません。だからこそ乗客や乗組員の命を守らなければならない豪華客船の甲板に使われるのです。

家具を永く使うためには、いろんな要素が必要になります。
頑丈な素材はもちろん、それを支える構造、美しいデザイン、機能性等々。
挙げれば枚挙にいとまがありません。

でも、何にもましてその家具が出来るまで、いろんな人が力を注ぎ込んだ現実を知れば、粗末になることも少なくなるような気がします。

木は二酸化炭素(CO2)を吸って、酸素(O2)を出しますが、それは<CO2-O2=C>の式のとおり木の体内に炭素を閉じ込めることなのです。

炭素を閉じ込めた木を使って素敵な家具を作り、その家具と出会った方は孫子の代まで大切に使う。

素晴らしいことだと思いませんか?

これは私が最近買ったTEAKのスツールです。
永く使えそうです。


2014年1月記事より

Guest Blog vol.05|字は口ほどにものを言う


Mr.成井の「粋な木遣い」


Mr.成井の「粋な木遣い」というカッコいいCOLUMN名を島田社長に付けてもらっていながら、間を空けすぎて登場しにくくなってきたような気がしている近頃の私です。

皆さん、柾目とか板目という言葉を聞いたこと、ありますよね。

↑これは柾目です。


↑そして、これは板目です。


どちらもTEAK独特の綺麗な木目ですが、同じ木から取れたこの板は、それぞれ別の表情をしています。

柾目は、おとなしくシンプルな表情をしています。そして、板目は少し派手な表情をしています。見た目の通り、柾目はおとなしくあばれにくい性質を持っていて、板目は、少しやんちゃな面を持っています。

だから、柾目は構造的に年数が経って木が動くと困るようなところなどに使い、板目は、装飾性を重んじたいところなどに使うのです。木に口はありませんが、“目は口ほどにものを言う”の格言の通り、木もやっぱり見た目のとおりなのです。

柾目の柾の字は、木が正しいと書きます。そして、板目の板の字は、木が反ると書きます。

本当に、“字は口ほどにものを言う”です。


2010年7月記事より

Guest Blog vol.04|TEAKと“象さん”



Mr.成井の「粋な木遣い」


今回は、ビルマにおけるチークと“象さん”と人間の関わりについて、でいきます。いきなりですが、まず下の古い写真をごらんください。

この写真、何だかわかりますか?

これは、ビルマ(現MYANMAR)でチークを山から切り出す時、力を発揮する“象さん”とその象使いの部隊です。この写真は古いものですが、現在でもこの方法が主流です。

そして下の写真は、見ての通り“象さん”が原木を引っ張っているところです。
何せ古い写真ですのでわかりにくいのですが、まぎれも無く象を使ってチークの原木を切り出しているところです。時代は、察するに植民地時代から以降ではないかと思います。

他の国では、木を切り出すのに“象さん”を使うことはほとんどありません。
ブルドーザーなどの重機が使われます。
しかも、トラックが入れるように森を切りひらき道もつくらなければなりません。

でもこの国では、“象さん”の手(足?)を借りて木を切り出します。
ブルドーザーが通らないような狭い道でもOKです。

アジア象は、とても賢く、大きな体に似合わず木と木の間を上手くすり抜け、
考えられないような急勾配の斜面に立った木を器用に切り出してきます。
勿論、木を切るのは人間ですが…。
こうして切り出された木を、私は、大切に出来るだけ永く使いたいと思っています。


2008年12月記事より

Guest Blog vol.03|木材の宝石TEAKの隠れた力



Mr.成井の「粋な木遣い」


私のコラムも3回目になりました。
前回は、ミニチュアのコンロラバス、とても小さなモノの話でした。
今回は、第1回目同様大きなモノの話でいきたいと思います。

第1回目のコラムで登場した客船Diamond Princessは、11万トン級の大きな客船です。2004年に長崎の三菱重工業で建造された客船ですが、実はこの時、他にもう1隻、同型のSapphire Princessという船も同時に建造されました。
そして、この2隻の船にはこれまた第1回目に登場した木材、TEAK(チーク)がふんだんに使われています。

造船の歴史の中で、TEAKと船は切っても切れない縁があります。
15世紀中頃から17世紀中頃までの大航海時代にヨーロッパ諸国は南アフリカのケープタウン沖をまわり、こぞってアジアを目指しました。
その頃は、船体全部が木造の船です。
荒れ狂うことで名高いケープタウン沖では遭難が相次ぎました。
そしてその遭難の確率を格段に減らしたのが、インド東部からインドシナ半島にかけて自生するTEAKの発見だったといわれています。

OIL成分が豊富に含まれているTEAKは、耐水性に優れ、接合に使う金具を保護し、その狂いにくい性質から海水の浸入を防いでくれたのでしょう。
現在は、造船技術が格段に上がりTEAKに頼る事は少なくなりました。
それにしても外部(床・手摺)には大航海時代のなごりで客船や帆船にはTEAKがふんだんに使われます。

帆船といえば古い伝統的なものを想像しますが、この帆船は、トルコで最近建造された船で、最新技術を投入された帆船です。
高性能GPSは勿論のこと、大変な作業が必要な帆張りもスイッチ一つです。

↑豪華帆船に使われる高級チークのデッキ材



でも、やっぱりDECK(甲板)はTEAKです。
私もいつかは…、と思っても難しいでしょうけど、海にはロマンを感じられずにはいられません。


2008年1月記事より

Guest Blog vol.02|コントラバスのミニチュア 



Mr.成井の「粋な木遣い」

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コラム「粋な木遣い」、本当に長らくお待たせしました。
本当に長らく…、第2回が遅くなりすぎて、お恥ずかしい次第です。
さて、今回は、第1回のTEAK原木という大きな話から、手のひらに載るような小さな話でいきます。

木にたずさわっているといろんな表情をした木に出くわしますが、昨年、出張先のタイ・バンコックで見つけた、全長20cm程度のコントラバスのミニチュア(写真左にあるのは押ピン)。もちろん、音は出ません。

そこの親父さん曰く、家業のペッパー屋を継いで独自に木製ペッパーミルを作り始めたら、木工にハマっていき、このようなミニチュアを作るようになったとの事、いやはや驚きました。というのも、使ってある木がとても硬く、ある意味で加工しにくい木なのです。

まず、胴の部分は花梨の瘤(こぶ:burl=装飾性の高い家具などに使います)を使っており、ネック・指板・エンドピン・テールピンなどは黒檀の中でも特に硬い通称“マグロ”を使っています。
そして、弓はローズウッドです。

特に花梨の瘤は木理が交錯していますので、カットや研磨を思ったとおりの線でこなすのは難しいのです。それをこの親父さんは、難無くこなしているばかりでなく、見事なセンスで形状を作り出しているのです。
まったく実用的ではないのですが、私としては、こういうものを作ろうと思った親父さんに脱帽です。何かに一心不乱に取り組む、木の美しさ以上にきれいなものなのかもしれません。
私も明日から何か作ろうかな…。(今日からでないところがみそです)


2007年2月記事より

Guest Blog vol.01|Mr.成井の「粋な木遣い」

こんにちは、karf代表の島田です。
今日からスタートする新しいコラム「粋な木遣い」についてちょっと解説を・・・

懇意にお付き合いさせていただいてる家具メーカーに福岡の広松木工さんがあります。
社長のユニークなお人柄と、積極的なオリジナルの商品開発で有名なメーカーで、いつも感心し元気をいただいているのですが、その広松社長が木材のスペシャリストとして絶対的な信頼を寄せるのが、今回コラムをお願いする事になった成井氏です。

成井氏は100年以上続いた材木問屋のご子息で、北米、東南アジア、ヨーロッパを木材求めて20年以上も飛び回っておられます。
タイの家具工場のオーナーの一人でもあります。

「類は友を呼ぶ」とは良く言ったもので、この成井氏も広松社長に負けず劣らずのお人柄で、実はkarfリニューアル工事の際、ご自分の自邸用にと大切に保管されていた絶品のチーク材を、快く(泣く泣くだったかも??)分けていただいたのがきっかけで、以後お付き合いさせていただいております。
今回無理をお願いして我々の仕事と切っても切り離せない、木材に関するコア(?)なお話を聞かせていただくことになりました。

これで貴方も木材通!?


↓↓以下より、Mr.成井の「粋な木遣い」

はじめまして。いつのまにか、karf magazineでコラムを書かせていただく派目になってしまった成井です。
木材のことが、好きでたまらなく、きれいな木を求めてどこへでも出かけて行きます。

今年5月(2006年)にもMyanmar(ミャンマー)に行って来ました。もちろん、Teak(チーク)を求めて。そう、karfのお店の床に張ってある“あれ”です。
あの床に使っているTeakは、最高級の品質で、2004年に長崎で建造されたDiamond Princessや、イタリー製のラグジュアリーボートなどに使われているデッキと同等の品質です。

その床の上に、ブラジリアンローズでできたなんとも雰囲気のある家具とか、
スペースシャトルのパーツ?やアルミのお地蔵さんを置いてあるのがkarfというshopなのです。
よく考えてみると、本当に凄い組み合わせですね、お店の中。

+++++

私たちは、Teak原木の買い付けをMyanmar政府が行う国際競争入札にて行います。私にとってのお目当てグレードは、高価なVeneer Grade(ヴィニアー グレード:一般にベニヤと呼んでいる合板は、このヴィニアーが語源です)と、Saw Grade(製材グレード:ピンきりですが入札材の大半はこれ)があり、高価な原木の山には、最初の写真のように割れ防止のネットが掛けられています。
Saw Gradeには掛かっておりません。


2006.07記事より

「イギリス」買い付けブログvol.1

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2013.3月~4月上旬にかけて、イギリスに買い付けに行ってきました。

本来は1月末に予定していたのですが、大きなフェアが雪で中止になり、出発間際の2日前に連絡が入りギリギリで予約をキャンセルし、事なきを得ました。

もし現地から連絡なければ、ヒースロー空港から車を借りて3時間以上走ってフェア会場近くのホテルのフロントで中止を宣告されてあ然としていたかと思うとぞっとします。

今回はアシスタントにスタッフを同行し長距離ドライブとインボイスを担当してもらいました。

いつものイギリスでの買い付けは、チーク系のモダンアイテムが中心ですが、比較的在庫が充実しているのと少し雰囲気を変えたいと思いテーマを「NEW LACK AGE」とか勝手に造語をつくり、ややクラシックや退廃的なテイストのモノを集めてみることにしました。

それと最近のロンドンのカフェ事情なども気になるので、時間を見つけてカフェめぐりしてみました。

今回はそんな様子をスナップ写真でご紹介します。

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地下鉄駅階段のノンスリップ。
ここランカスター・ゲイト駅のは珍しくCopper(銅製)です。

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ブラックボード的には反応せずにいられなカフェ。
昔はアンティークマーケットで賑わったエンジェル、アッパー St

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アパレルショップのカウンターに鎮座するコーヒーマシーン。
聞くところによると、ここで提供するコーヒーは世界一(?)を取ったらしい。

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アンティークショップ内にある作業場。

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いま人気でいけてるピザ屋のインテリアです。
インダストリアルでビンテージです。

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絵に描きたくなるような街角。

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日は長くなってましたが、春はまだまだ。 道中はこんな雪景色でした。

黒板(Black Board)の効果はスゴイ!!

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「イギリス」買い付けブログvol.2

さて今回は前回ご紹介したイギリス買い付け商品の一部を紹介いたします。

「社長のブログ」を多くの方にチェックいただいているようで、大変嬉しく思っています。これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願いします。

まずはロートアイアンで作られたマガジンラックです。
叩いたり、曲げたり、手の込んだ作りしてます。

ピアノの鍵盤とハンマー。今回の目玉。
鍵盤を目にする機会はありますが、それ以外のメカニカルな部分まで見るチャンスはそう無いですよね!?白鍵は変色から察するに象牙製、黒鍵は黒檀かな?
80年代、スティービーワンダーとポールマッカートニーがデュエットして大ヒットした「エボニー&アイボリー」という曲を思い出します。

でもこんなもん買い付けても誰も買わないだろ~な~(涙)

とてもきれいななオレンジ系カラーのトランクと、ブラックボードテイストのクールなトランクです。最近ではコーヒーテーブルとして使われる方が増えています。

壊れたバイオリン。少しづつ買い集めてます。
いつかコレで壁を埋め尽くそうかと・・・(笑)

画材やさんのものと思われるホーローのサインボード。
グラフィックとカラーの両方がイケてるサインに出くわすことはとても稀ですが、コレは完璧です。

マホガニー製の階段の手すりです。
材料の貴重さもさることながら、造形的にもダリのヒゲみたいで可愛いのですが、運んでみるとコレが意外にでかくて重い!
マンモスのツノを運んでる感覚?そして迫力あります。
 

アフガニスタン製のラグ
羊毛を使い、厚手でしっかりと作られた大判のラグです。
柄に戦車が描かれているのが特徴的で、1979年ソビエト連邦によるアフガニスタン侵攻の影響が図案として取り入れ表現されたもののようです。

チャーチ・チェア
ちゃんと売れ筋も押さえておかないといけませんね! ふっふっふっ
時代が新しいのか、キッチリと作られたチャーチ・チェアです。

地図
最近、気になっていろいろ買い集めています。
年代年代で今は存在しない国名を発見したり、この時代の東欧の都はどんなだったんだろう?とノスタルジックな想像力を掻き立ててくれます。
 

ステンドグラス
大人な、そしてクールなステンドグラスです。
しかもフレームは銅で出来ているのでそこがまたグッときます。
 

オーク・エクステンションテーブル
無垢のオーク材に黒系の染色が施されたターンレッグ(挽もの脚)テーブルです。ヤレ具合が何ともいいのです。どんなメンテがふさわしいのかが悩みのタネです。


ブログを書くのに改めて写真を見てみると、自分のセレクトには惚れ惚れして届くのが待ち遠しいのですが、冷静に考えてみると・・・「買ってど~すんの?」カテゴリー的なモノが多いような気がして仕方ありません。。。

不安になって、いま必死で商品らしきものをどれほど仕入れたか記憶をめぐらせています・・・(笑)

2013.06.04 

ブラックボードつくば店、リニューアル

2013年のお盆明けもこんなことしていたな~・・・と思い出しながら、わずか1年も経たないうちにでインテリアゾーンの改装を行いました。「改装」と言っても元々がスケルトンにしただけのインテリアゾーンでしたから、 正確には「造作しました!」が正しいですかね?!

改装前の店内は天井が高く、開放感もあって空間としてはとても気に入っていたのですが、「家具を良く“魅”せる」と言う視点からするとどうにも悩ましく、改装に踏み切るまで、大型のラックを持ち込んでみたり、アンティークのドアを間仕切りに利用してみたりと、どうすれば家具が引き立ってみえるか?
いろいろ手を尽くしてみたのですが、どうにもしっくりいかず、思い切って今回の改装となりました。

ご覧のように、どちらかと言うと今までの内装は退廃的クラシックなイメージが強かったのですが、今回は少し時間を現代に引き寄せ、「古いモノ」ばかりではなく、「新しいモノ」も効果的に演出できるようにしてみました。

だいぶブラックボードのイメージがカーフに近づいたように思えます?
ぜひ装いも新たにリニュアルオープンしたブラックボードつくば店を訪ねてみてください。

2014.09.06

ロードサイン


今回のブログも引き続きBlackboardつくば店の見所について書かせていただきたいと思います。

タイトルは「ロードサイン」です。

もともと建物に付帯させるサイン以外に「看板」なるものを計画していなかったBBつくば店ですが、「何のお店か分からない?」とか、「前を通り過ぎてしまった」など、お客様や知り合いからご指摘を頂き急遽ロードサイドに看板を設置することにしました。

BBのイメージを壊さず、「かっこよく」そして「分かりやすく目立つこと」をテーマにいろいろ悩んだ結果、 フリーウェイの古いロードサインをイメージして作ることに。

道のいたるところでお目にかかるロードサイン(いわゆる道路標識)ですが、いったいどこに頼めば作ってもらえるんだろう?

と、早速インターネットで調べてみる事に・・・。

程なくして見つけました!
ここなら相談にのってもらえそうだという業者さんが。

静岡の㈱アドネックスという業者さんなのですが、ま~その対応の早さと知識の豊富さには驚かされます。

希望を伝えラフスケッチを送ると、それを元にすぐイメージ確認のデジタルデータやシートサンプルも送ってくれるし、遠路つくばまで施工にも来ていただけるとの事で、予算的にもイメージの範囲だったので、信頼してお願いすることに。


その出来上がりがコレです。

脚は亜鉛メッキの丸パイプ、アルミの平板に反射シートとカッティングシートを貼り付けています。設置当初はピカピカ感が拭えませんが、時間と共に風雨にさらされいい感じにやれてくることでしょう。

反射シートを使っているので夜は車のライトに反応して目立つことは間違いなし!!

担当して下さった高橋さん、岡田さんありがとうございました。
 それにしてもこちらのように異業種からのリクエストにも柔軟に対応ができる会社が、これからインターネットを使って伸びていく会社なんでしょうね。

柔軟性、うちも頑張れねば!
いい勉強と刺激になりました。

2014.03.08

パルクール


前回のブログ「翼」を書いている途中、ある動画を思い出しました。
その動画がこれです!

映像はアメリカ ロサンゼルスで活躍するフリーランニングチーム、TEMPEST(テンペスト)が2013年に制作したもので、飛行機のスクラップヤードを縦横無尽に飛び回るのは世界で活躍するトレーサー(パルクールを実践する人のこと)達・・・。

なかなか壮観な動画です。 
息子を通して知ったのですが、彼らの動きをアメリカでは「フリーランニング」、ヨーロッパでは「パルクール」と呼ぶそうです。

2001年に公開された仏映画「YAMAKASI」で世界的に知られるようになり、日本の映画やTVコマーシャルにも取り入れられています。

それにしても同じ飛行機に対するアプローチの仕方は人それぞれで興味深いですね!


2014.03.08 


既に何度かご紹介させていただいておりますが、2013年秋に茨城県つくば市にブラックボードつくば店をOPENしました。

姉妹店「style shop(スタイルショップ)」があるつくば市は、都心から車でわずか1時間程の距離でありながら緑豊かなとても美しい街です。

以前から環境のよい場所に大きなハコを借りて「今」の自分たちの思うブラックボード・テイストのインテリアを表現し、物販はもとより食事やお茶が楽しめ、くつろいでいただける場所を提供し、訪れた方が「くらし」を考えるヒントになればとの想いで、人に感動を与えられる劇場のような空間を目指しました。

もうすでにご来店いただけた方もいらっしゃるかと思いますが、改めてつくり手側からの「こだわり」や「見所」などをご紹介させていただきたいと思います。

今回はタイトル通り「翼」です。

店の入り口を入るとすぐ右側に銀色に鈍い光を放つ袖壁のようなモノがそびえ立っています。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれセスナの翼なんです。

正に「買ってど~すんの?」的な真骨頂でしょう!?

1年程前だったでしょうか?
このブログでも何度か登場した僕の「買ってど~すんの?」の師匠でもあるYOSSIがセスナのスクラップを買ったとの情報を聞きつけ、片方だけ譲っていただいたものです。

実物も見ないで買ったので、届いてみたらこれがま~デカイことデカイこと。(汗)
当面使う予定もなかったので倉庫で眠らせていたものなんですが、思いのほか早く日の目を見ることになりました。


取り付けに際し、さんざん悩んだ末、この使い方に決定!
これ間違えると、変わった趣味のスクラップ屋さんみたいになりますから要注意ですね(笑)

スクラップをCOOLに使うのがBB流ですから。
訪れた方が「えっ!何これ?ヒコーキの翼??」と驚いてもらえたら「してやったり」です。

(剥離作業) もとはこんな冴えない色目です。

そして話は変わりますが、BBつくばには小さなギャラリーがあります。
私たちに何か感じさせてくれる作家さんや作品を紹介し、来店された方に楽しんでいただこうと考え作ったスペースなんです。

オープンから先日まではブラックボードでオリジナル照明製作にご協力いただいてます、照明作家「ラ・パーゴラ」さんを紹介しておりましたが、この2月6日より今回のブログでも触れた我が師匠YOSSIの創作活動「SOLA DESIGN」の作品展示をしています。

「翼」と併せてごらんいただければ幸いです。

2014.02.11

熱い夏

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まだまだ寒い日がつづきますね。
皆さまお変わりありませんか?

寒い冬に夏の話もなんですが、
実は昨年の夏、悲願の大型バイクの免許を取得しました^^

何となく気持ちのどこかで「いつかは大型バイクでツーリング・・・」
なんてイメージしていたのですが、そろそろ具体的に実現していかないと思い立ち、某教習所のHPを覗いてみたら、なんと、予想もしてなかった年齢制限があったのです!

しかも、僕の歳だと既に4年も過ぎており、電話で確認するもやはりNG。
あわてて他を探してみると、捨てる神あれば拾う神ありで、通えるところにちゃ~んとありました。

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勢いで入ったは良かったのですが、バイクに乗るのも25年ぶり・・・
多少の不安はありましたが、還暦を迎えてから初めて中型二輪を取りに来られてる方もいたので、心強かったです。

久しぶりの教習所♪ 
若い人に混じって頑張って毎日早起きして、自転車通勤中もイメージトレーニング。そしてついに念願の大型二輪免許を手に入れたのです^^

ところが、いざ免許を取ってみると安心したのか・・?熱が冷めたのか・・?
いまひとつ乗りたいバイクが見つかららずにいると・・・。友人に「なに買うの?」「あれ~っ?まだ買ってない?」と聞かれ続け、バイクのベストシーズンも去り、ついに忘年会。

一年の振り返り話で、またまた話題に「買った?」「えっ!まだ~?」からスタートし、ハーレーは似合わない!」だの「やっぱBMWにするべき!」だの、
オヤジのバイク談義で盛り上がりました。

そして先日、まずはコレかな?!!と、
たまたま見つけて購入したのがこのモトグッチ V35 イモラ号です。

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V型エンジンとクラシカルなカウリング、そしてイタリアの赤・・・いい感じです。サウンドもなかなか良いんです♪

でもこのバイク、排気量が350ccで中型免許で乗れるバイクなんですね~(笑)たまたま気に入って買ったバイクが中型だった訳でして・・・。(汗)

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2013.02.03