買ってどーすんの? vol.02
アルミのお地蔵さん
第一回目の登場からすっかりご無沙汰してしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回の「買ってどーすんの?」は、前回に続き金属モノでいってみたいと思います。
が、その前に・・・
一回目のコラムを見てくれた友人が例の部品(?)を見て、「イメージしていたより全然大きいネ!」なんて感心してましたので、ここでサイズを追記しておきます。高さ22cm、巾20cm、重さ4㎏です。
では第二話の始まりです。
LAのダウンタウンから車で20~30分ほどフリーウェイを走ったところにパサデナと言う街があります。そこはビバリーヒルズが出来る以前から高級住宅地として知られた、LAでは数少ないヨーロッパ情緒が感じられる古い街です。アンティークショップも多く、LAに行った際には必ず何回かは訪れるお気に入りのスポットです。
今回ご紹介するのは、そこの一軒のアンティークショップで見つけた変なロボットの置物?です。
ロボットはアルミの鋳物で出来ており、砂型から抜いただけのザラザラした質感と、まるでそれとは対照的な何とも言えない愛嬌がとてもアンバランスで魅力的です。誰かがオモチャ(?)のロボットを元型に鋳型を作り、アルミを流し込んで作ったものだと思うのですが、
「いったいこの人はこれを作ってどうしようとしたんだろう?」
「まさか量産するつもりだった?」
「まさかアート?」
などと推理を巡らしながら、買うべきか、否か、でも買ってどーしよう・・・悩む事30分。作った人もどーかと思うけど、買う方もどーかしてるなー・・なんて考え抜いたあげく決めました!こんなモノを作ってしまう遊びゴコロとバカバカしさに賞賛をたたえて購入しました。
ご存知の通り、アルミは金属の中では比較的軽い部類に入るのですが、このロボットは大きさのせい(身長55cm)もあるかと思うのですが、やたらと重いのが難点です(24kgあります)。
そこで問題の使い道になるのですが、んー・・・・しいて言えば、よく玄関先などで見かける陶器製の犬の置物の代わりのオブジェか、ドアストッパーにも使えそうです。
でも重いだけじゃなく安定も悪いので、倒れようものなら大変です。
玄関のタイルなんて一巻の終わり。
そうならない為にも、クッションがわりにお地蔵さんみたいにちゃんちゃんこでも着せないと(笑)でしょうか?